お悔やみへの返礼<一般的なあいさつ>
弔問客と故人の間柄を知っている場合は、生前の厚誼に対する感謝を述べます。とはいえ、長々と話す必要はなく、手短にお礼を述べます。
故人と親しかった人を除いては、死亡時の様子や死因について説明する必要はありません。また、亡くなったときの状況は、生々しい表現を避けることが大切です。
世話役などが遺族に代わって応対するときは、お悔やみのお礼を述べてから、「遺族に代わりまして、お礼申し上げます」などと添えましょう。
● 一般的なあいさつ文例
「さっそくのお悔やみ、恐れ入ります。」
「早々にごていねいなお悔やみ、痛み入ります。」
「お忙しいところ、お越しいただき、恐縮でございます。故人も喜んでいると思います。」
「ご丁寧なお悔やみ、恐れ入ります。生前、懇意にしていただき、故人も感謝しておりました.心よりお礼申し上げます。」
● 故人の仕事関係社へのあいさつ
「夫も仕事のことをたいへん気にしておりました。さぞ、心残りだったと思います。生前賜りましたご厚誼に、厚くお礼申し上げます。」
● 遺族代理として、弔問を受ける場合
「ご多用のところ、お運びいただきましてありがとうございます。遺族になり代わり、お礼申し上げます。」
● 香典、供物をいただいた場合
「お心遣い、恐れ入ります。さっそく供えさせていただきます。」