葬式 文例 香典

出棺時の喪主のあいさつ

 霊柩車に棺を納めたあと、火葬場への出発に先立って、喪主は会葬者にあいさつをします。

 最後まで残って、出棺の見送りをしてくださっていることへ丁重に感謝しますが、会葬者を立たせたままのあいさつですから、簡潔にします。

 時間で1?2分を、字数にして300字前後を目安にしましょう。長くても3分におさえます。

 あいさつに盛り込みたい要素としては、@会葬へのお礼A故人への生前の厚誼や見舞いに対する感謝とお礼B遺族への今後の厚誼、支援を願う言葉です。

 型どおりの短いものでもかまいませんが、最期の様子、遺族の心情や今後の決意などを入れるのもよいでしょう。ただし、言葉に詰まってしまう場合は、会葬に対するお礼だけで十分です。このときは、喪主として満足にあいさつできないことへのお詫びを添えるとよいでしょう。

 出棺時のあいさつは、喪主または遺族代表が行います。しかし、感情が先走って涙声になり、あいさつにならなくても困りますから、落ち着いて話せる人にまかせることもよいでしょう。

 喪主があいさつしているときは、遺族は会葬者に向いて立ち、位牌を持つ人、遺影を持つ人と並びます。あいさつが終わったら、遺族全員で会葬者に対して、深く一礼します。

 この後火葬場に向かいます。その間、世話役や喪家の事情を理解している人に留守をお願いし、「遺骨迎え」の準備を整えてもらいます。準備には、@香典の整理、A祭壇の片付け、B後飾りの用意、C精進落としの準備、Dお清めの塩と手水用のタオルの用意などがあります。

 

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