葬式 文例 香典

遺体の安置

 遺体は納棺までは布団に頭を北、足を南に向けて寝かせて安置します。この「北枕」はお釈迦様が入滅されたときの姿になぞらえたもの。間取りの都合などで北枕にできないときは、西枕にするか仏壇に頭を向ける方向に安置しましょう。
 
 敷蒲団は薄いものを1枚敷き、新しいものか清潔な白いシーツを用意します。掛け布団は薄いものを1枚、上下を逆にかけます。枕が低いと遺体の口が開いてしまう場合があるので、高めのものを用います。

 故人の手を胸元で組ませ、数珠は手にかけるか手のそばに置き、顔には白布をかけます。
 掛け布団の上や枕元に「守り刀」として魔除けの刀を置きます。かみそり、ナイフ、はさみなどが使われますが、最近では葬儀社が用意する木刀を使うことが多くなりました。刃先は足の方にむけます。なお、浄土真宗では守り刀を供えるしきたりはありません。

 遺体の枕元に屏風を逆さに立てる「逆さ屏風」の習わしもあります。これは、外気や悪霊から死者を守るためのものとされていますが、最近では省略されることが多くなりました。

 

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